MyPicks: 「お前は国民の敵だ」現職自衛官が民進・小西氏に暴言か (朝日新聞デジタル)

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newspicks.com

コメント

世も末ですね。幹部自衛官にもなって「超えては行けないライン」が分からなかったのでしょうか。
一般人による発言ならともかく自衛官がこのような発言をしたことは大きな問題】なのです。例え正論だとしても。

自衛官は「服務の宣誓」として、以下の宣誓文に署名捺印して宣誓しなければなりません(自衛隊法第53条)。

私は、我が国の平和と独立を守る自衛隊の使命を自覚し、日本国憲法及び法令を遵守し、一致団結、厳正な規律を保持し、常に徳操を養い、人格を尊重し、心身を鍛え、技能を磨き、政治的活動に関与せず、強い責任感をもつて専心職務の遂行に当たり、事に臨んでは危険を顧みず、身をもつて責務の完遂に務め、もつて国民の負託にこたえることを誓います。
(自衛隊法施行規則 第39条より引用)

ここに定められた「政治的活動に関与せず」というのは、シビリアンコントロール(文民統制)を徹底させるための事項で、隊内では「選挙カーに手を振る」「配られているビラを受け取る」のもNGだと指導されるそうです。
どんなに民進党が嫌でも、仮に民進党が政権与党になれば自衛官民進党政権の指示に従う必要があります。それが自衛官の責務です。
*1

もちろん自衛官とて国民ですから「投票権」はありますが、それが唯一の政治的主張を発露する場」です。
自衛官とはそういう宿命にある仕事なのです。

NewsPicksのコメント欄を見ると「大したことはない」「本当のことだ」「小西氏が~」という投稿が散見されます。しかし、いくら正論だとしても、【現役の自衛官がこのような発言をした】ことに問題があるのです。
軍部が政治力を握った結果、大日本帝国はどのような末路を辿ったのでしょうか。それに、右も左も守るべき国民のはず。敵とは何事か。

あいにく民進党や小西議員を支持・擁護するつもりもありませんが、かといってこの件が許されるわけじゃありません。仮に相手が自民党だろうが日本共産党だろうが自衛官によるこのような行動は許されませんし、発言の相手が何者だろうが関係ありません。
この件に対して安倍政権や防衛省がどのような対応を取るかで、日本の「文民統制」「政軍関係」と「民主主義」の未来が占えるように思えます。

追記

発言の主は統合幕僚監部指揮通信システム部の3等空佐だそうです。

*1:自衛隊自民党の私兵ではなく、日本政府の組織ですからね。