MyPicks: もしも韓国が仮想敵国だったら? (Newsweek日本版)

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韓国を中国やロシアと同様の「仮想敵国」とした場合、我が国の防衛コストは急激に肥大するということですね。
しかし、日韓の対立が決定的になったとして、もっと大変なことになるのは韓国でしょう。

確かに韓国の防衛費は日本の約9割で、かつ日本以上のペースで増加しています。その資金力に裏付けられた韓国軍の近代化は著しく、イージス艦である世宗大王級駆逐艦F-35戦闘機の導入も進めています。
また、日本本土と最も近い外国は他でもなく韓国であり、韓国が仮想敵国になれば九州北部や山陰への戦力配備も必要になってきます。中国を意識して南西諸島に部隊を配置する必要がある一方で、ロシアへの対策も気を抜けないことから北海道にも部隊を配置しなければならないことを考えると、韓国を仮想敵国として九州北部や山陰にも新たに部隊を配置するのは自衛隊にとって大きな負担です。

しかし、日韓が敵対した場合のコストが最も高いのは韓国も同様です。
日本と韓国が敵対すれば、韓国の艦船は宗谷海峡津軽海峡関門海峡対馬海峡東シナ海の通航が困難になります。これらの海域を通れないとなれば、韓国の艦船が外国と往来する際に使える海路は台湾海峡のみ。対馬海峡が使えなければ、朝鮮半島の西岸と東岸の海路による往来もできません。
日本列島は韓国のシーレーンに「蓋をする」形で布陣しています。その蓋の「通気口」とでも言うべき宗谷海峡津軽海峡関門海峡対馬海峡東シナ海が韓国の海運を支えていることは間違いなく、北朝鮮と対立している故に「陸の孤島」である韓国にとっては生命線でしょう。
「日韓の対立」で韓国は日本よりも「割を食う」ことになります。

北朝鮮弾道ミサイル・核開発や中国の海洋進出を考えれば、日本と韓国はアメリカとともに戦略的に提携・協力するべき東アジアのパートナーのはず。両国が対立すれば防衛コストの肥大化は明白ですし、北朝鮮や中国への友好な対策も阻まれることになります。
ともに仮想敵国ではない、「未来志向」の関係を構築・維持していかなければならないのは明らかです。