ロンドンキャリアフォーラムが目前に迫っているので、情報共有のための非公式グループを立ち上げました。/Facebookグループ「ロンドン就職活動対策室2020」のご案内

エグゼクティブ・サマリー

  1. 「ロンドンキャリアフォーラム」が2020年4月18日・19日に開催される。
  2. ロンドン市内の大学でも情報や意識の格差が見られる。
  3. 情報や意識に格差が生じている現状を是正するため、Facebookグループ「ロンドン就職活動対策室2020」を立ち上げた。

 

今年もキャリアフォーラムがロンドンに到来。ロンドンの日本人学生・日本語学生の「就職活動」がヒートアップ。

今年もCFM主催「ロンドンキャリアフォーラム」の季節になりました。今年は2020年4月18日(土)と19日(日)に開催が予定されています。

careerforum.net

私は日本の大学を辞めて当地の大学に入り直した身なので就職活動は少し先ですが、情報収集などの目的でアンテナを張っている*1と、事前に公式の「個別相談会」や「セミナー」なども催されています。また、各企業も先だって企業説明会や面接会などを予定しているほか、人材関連企業も各大学の教室やホテルの宴会場などを利用して、学生向けのイベントを開催しています。

痛感する「情報や意識の格差」。都市部と地方部だけでなく、ロンドン市内の大学でも判然。

しかし、これらのイベントの存在、もしくは就職活動やキャリア形成に関する情報やノウハウは必ずしも全員に共有されているとは限りません。往々にして、

  • 大学の規模が大きい
  • 日本人が多い
  • 「意識が高い」学生が多い

といった条件の大学に情報が偏在しがちです。

「意識が高い」学生が「意識が高い」学生を連れてくるバンドワゴン効果や、大学の規模やネームバリューに伴う各企業や人材関連会社のコミットメント、上記の効果のシナジーなどによって、ロンドン市内で具体的にはUniversity College LondonやKing's College Londonといった大学の日本人留学生に情報が偏重しがちな傾向があります。逆に、私の在籍するSOAS, University of London(ロンドン大学 東洋アフリカ研究学院)をはじめ小規模・中規模大学の日本人留学生や日本語学生に広く情報が届いているかというと、必ずしもそうと言えない現状が指摘できます。

日本でも、東京大学慶應義塾大学早稲田大学といった「都市部」「大規模」「高偏差値」大学に学生を募集する企業が注力したり、これらの大学の学生が就職活動やキャリア形成に関して豊富な情報や適切な意識を持っていたりするのと構図が似ていますね。

「日本での就職活動やキャリア形成」という、英国(のみならず欧州全体)では狭くニッチなフィールドの情報ですから、都市部と地方部、英国国内と国外、西欧と非西欧地域(北欧、東欧、南欧)の格差は著しいものではないかと考えられます。

情報や機会を得られない学生が無能なわけではない。学生と企業(労働者と雇用者)のマッチング機会創出は増やされるべき。

しかし、情報や情報を得る機会に乏しい学生が無能かというと、決してそんなことはありません。日本人留学生も、当然ながら日本で暮らす多くの大学生よりも英語の能力は高く、わざわざ海を越えて留学していることから意欲も十分にあります。また、日本語学生も、英語の能力がネイティブレベルであることは言うまでもなく、日本の有名な大学に交換留学している学生も数多くいます。*2

もっとも、英語の能力や意欲だけで人材の能力を測ることはできないものの、それでもかつて日本の大学に在籍していた身として、ロンドンには意欲も能力も高い学生が多いと断言できます。そしてそれは、決してロンドンに留まらず、欧州全体で言えることではないかと断言します。

そこで、短期的にはロンドンキャリアフォーラムに向けた情報共有、中長期的には欧州の日本人留学生および日本語学生の日本における就職活動やキャリア形成に関する情報やノウハウの交換のプラットフォームとして、Facebookグループ「ロンドン就職活動対策室2020を立ち上げることとしました。*3

 
ロンドン就職活動対策室2020
プライベートグループ · メンバー18人
グループに参加
 

ロンドンはもとより、英国全土や欧州全体、また世界各国からロンドンキャリアフォーラムに参加される皆様の情報共有や交流のプラットフォームとして、ご活用いただければと思います。

また、お知り合いにロンドンキャリアフォーラムのご参加者がおられましたら、シェアしていただければと思います。

*1:日本の大学に在籍していたとき、1年3ヶ月ほど大手人材紹介会社でアシスタントをしていた経緯から、どうしても雇用やキャリア形成などの話題には敏感になってしまいます。

*2:特にロンドン大学 東洋アフリカ研究学院は日本語学科を擁していることから、日本語を学んでいたり日本文化に興味関心があったりするだけでなく、実際に日本の大学に交換留学していた学生も数多く学んでいます。

*3:当初はLINE「オープンチャット機能」を用いることを考えていましたが、LINEの認証に海外の携帯電話番号を用いていると使えないことが判明したため、Facebookグループを利用することとしました。